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インターネットビジネスの本格的参入

第25回「ネットビジネス失敗の原因(デザインを重視したサイト)」

 前回に引き続きネットビジネス失敗の原因です。
 ホームページ=デザインという図式が多いようですが、デザインばかりに目を奪われると本質、即ち、サイト構築の目的が見失われる結果となり、失敗に結びついてしまうのです。

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□ サイト構築の目的は何か?
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 これまで私が見てきたサイト構築の場において、構築の目的が不明確であることが多々ありました。

   サイトを通じて「何を行う」のではなく、サイトを「開設する」ことが目的になっているのです。
 それは、単にホームページの開設に留まらず、インターネットを使って「ビジネスを行う」というケースですら目的が不明確なのです。

 目的が不明確な場合にありがちなのは、最新のテクニックをふんだんに「使った動きのあるカッコいいサイトデザイン」が良いサイトだと思ってしまうことです。

 確かに動きがあるページはカッコが良いですが、それは目的を達成するために必要なことなのでしょうか?
 改めて考えてみる必要があります。

 様々なビジネスシーンにおいて、目的を定める事は大変重要です。

 私自身、駆け出しのSEだった頃は、正直なところ要件定義書などにおいて「システム開発の目的」の章は何のためにあるのか理解できていませんでした。
 上司、先輩等、説明してくれる人もいなかったことを考えますと、目的を定めることの重要性が分かっていない人のほうが多いのが現実かもしれません。

 さて、分かりやすいところで「自社のホームページを立ち上げる」を例に取りましょう。

 自社のホームページなど、一見どこの会社も一緒のように思われます。
 コンテンツは、会社案内、役員紹介、地図、製品紹介、What’s New、お問い合わせ、といったところでしょう。

 仮にコンテンツ(ここでは詳細な内容ではなく分類)が同じだとしても目的によって見せ方は変わってきます。

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□ 何を見せたいかではなく何を求められているのか
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 例えば、A社のサイト開設目的は採用活動、B社は製品紹介だとします。
 どちらのサイトであっても前述した会社案内、その他のコンテンツは必要になります。

 A社は、求める人材に対して採用条件を提示することはもちろんのこと、会社を知ってもらうために、自社の製品も紹介するでしょう。

 B社は、製品紹介が目的なので製品紹介には力を入れます。

 A社もB社も製品紹介は必要ですが、その内容は明らかに違います。  A社の製品紹介は、概要的なもので良いとしてもB社は詳細な内容が必要です。極端な話、営業担当が説明する必要もないくらいに詳細な情報があれば、営業コスト削減にもつながります。

 重要なポイントは、自社が「何を見せたいか」ではなく、サイトへの訪問者が「何を見たいのか」なのです。

 しかし、訪問者が何を見たいのかと言ったところで、それは人によって異なります。

 そのため、まずは目的を定めるのです。
 目的が定まっていれば、その目的に見合った訪問者が見たい情報を用意すれば良いのです。

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□ デザインを軽視することではない
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 今回のメールマガジンのタイトルは『ネットビジネス失敗の原因(デザインを重視したサイト)』でした。

 あえて、このようなタイトルをつけたのですが、ここまで読んで頂ければ、デザインを重視することが失敗、ということを言いたいわけではない事は既にご理解頂いていることでしょう。

 当然デザインは大切な要素です。

 商品のパッケージデザインいかんによって売れ行きを左右することもあります。サイトにおいても、デザインで利用者に良い印象を与えるのとそうでないならば、良い印象を与えたほうがいいに決まってます。

 しかし、それはあくまで「目的に合ったデザイン」であるということが大切なのです。

 商品がファッション系であり、イメージを伝えることが目的ならば、いわゆるカッコよいサイト。動画がたっぷりあっても良いでしょう。

 一方、同じファッション系でも素材の良さ、品質の良さが売りであれば、なぜ素材が良いのか、品質が良いのかをじっくりと読ませるサイトにします。

 デザインが先行するのではなく、まずは目的ありきであること。
 そして、その目的にデザインを合わせることを忘れてはいけないということなのです。

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