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インターネットビジネスの本格的参入

第19回「要件定義」

 今回は要件定義についてです。
 これまでのプランニングから、やっとサイト構築への第一歩です。

 しかし、まだまだ先(サイトオープン)は遠いです。
 以前にも述べましたとおり、要件定義をしっかりと行わなければ、デザイン変更・システムの仕様変更などで予定外の費用が発生することになります。
 くれぐれも手を抜かないようにして下さい。

 この要件定義もまた数回に分けて説明します。

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□ 要件定義とは
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 要件定義。システム開発を行う者にとっては当たり前に使う言葉ですが聞きなれない人も多いかと思います。

 ある辞典によりますと「要件」は「ある物事をするのに欠くことのできない大切な条件」とありました。

 「定義」は珍しい言葉ではありませんが一応調べてみると「ある事物について、その概念内容を明確に規定すること。また、その定められた意味」(物事ではなく事物と記されていました。念のため)

 二つの言葉をつなげ、サイト構築用に置き換えますと「サイト構築に欠くことのできない大切な条件を明確に規定すること」となります。

 特に以降のフェーズ、つまりデザインやシステム開発で、外部の力を借りることも多くなりますので、「条件」を「明確」に定義してください。

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□ 何を定義するのか
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 サイト構築に欠くことのできない条件とは何でしょう?
 実はもう既にそれは定められているのです。

 前回までのビジネスプラン、サービス内容、業務フローから要件は導き出されているはずです。

 ビジネスプランからの要件を例に挙げてみます。

 一日一万人の来客(アクセス)を見込み、20代~30代のOLをメインターゲットとする。というプランだったとしましょう。

 言い換えると、一日に一万人のアクセスに耐えられること。
 20代~30代OLをターゲットとするサイトであること。
 これが、要件となります。

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□ 要件が次のフェーズへ与えるもの
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 要件定義の次のフェーズではサイトのデザイン・システム構築が行われます。

 前述の要件に基づくサイトのデザインは、20代~30代の女性が好みそうな色使い、あるいは、キャラクターを使うなどがあげられます。

 これは、理解しやすいでしょう。

 一方、この要件に基づくシステムはどうなるでしょうか。
 一日一万人のアクセスに耐えられるシステム(サーバ)でしょうか。

 いいえ、これは誤りです。

 なぜなら、ユーザのアクセスはこちらの都合に合わせて分散してくれません。

 20代~30代のOLならば昼休み会社からのアクセスが多いと仮定できます。
 その場合、多くのアクセスが昼休み時間帯である12:00~13:00前後に集中することが予想されます。

 一時間に全てが集中することもないでしょうが、そのほうがイメージしやすいでしょう。

 単純に考えると24時間で一万人と1時間で一万人では24倍混むわけです。

 飲食店があるとして、一日かけて100人来るお店と一時間で100人来るお店が、同じ広さではいけませんよね?(行列などと言わないでください)

 この要件によって、当然サーバの性能・台数も大きく変わってきます。

 前述のアクセスが分散する場合と集中するケースでサーバが24倍になるかと言いますとそこまで極端な違いにはなりませんが、ビジネスプランの要件によって、初期投資のコスト(ハードウェア)が変わってくることは理解できたかと思います。

 例に挙げたアクセスの集中に関しては、通常、システム開発を担当するエンジニアが気づいて当然なのですが、(保険のため)知識として覚えておくことをお勧めします。

続きは次回へ

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